TRPG「魔法使いと工房と庭」 - PLの心得
魔法使いとなって依頼品を作成するあなたへ。
魔法使いとは?
魔法を使って日々の生計を立てている人たちのことを「魔法使い」と呼びます。
一般的な魔法使いは地域をまとめる大魔法使い「グランマ」から依頼の仲介を受けて仕事をしています。
グランマが人々から受ける依頼は多岐にわたりますが、このゲームでPCとして作成できる魔法使いは、「魔法アイテムの作成を請け負う」魔法使いたちです。
モンスターと戦う魔法使いではなく、平和な町で人々の願いを叶え、ささやかな対価をもらって暮らす魔法使いなのです。
強い力を持った魔法使いとしてプレイしても構いませんが、そのキャラクターが初期作成の場合、
依頼品の作成技術については初期作成なみの能力でなければなりません。
何度か成長を繰り返せば固定値が積みあがるシステムになっているので、
セッションを重ねていけば最終的には名実ともに「失敗なんて絶対しない魔法使い」になることも可能です。
PLが行うこと
セッションの流れと細かいルールについては、
セッションの流れ
を参照してください。
このゲームでPLが行うことは、以下のとおりです。
★
PCの作成
→
PCの作成
★自分の工房・庭に入ってから出るまでの情景描写
PCの工房や庭については、PLが描写をします。描写が必要になるポイントはだいたい決まっていますので、あらかじめ描写内容を準備しておきましょう。
工房への入口、中の様子(どこに、どうやって入るのか)
庭への入口、出入りする様子(どこに、どうやって入る/出るのか)
採集の内容(どのように魔力結晶を採集するか)
他のPCに手伝ってもらう内容(何を手伝ってもらうのか)
★判定の宣言、結果の宣言
採集、精錬の判定ダイスを振ることは、PLが行います。
このゲームでは「あなたの庭、あなたの工房の中で、いつ、どのような作業を行っていくか」がPLに委ねられていますので、判定は自ら宣言していきましょう。
また、納品パートにおいて、自分のPCが獲得した素材値と精錬値をGMに報告することもPLが行います。自分のPCが獲得した数値はメモをするなどして覚えておきましょう。
★成長点の獲得と適用
セッションで獲得した成長点は、PLが自由に使い道を決めることができます。
TRPGにおいてGMをやったことがない方には少し難しく見えるかもしれませんが、
あなたの工房、あなたの庭はグランマではなくあなた自身が主人です。
自由な描写を楽しんでみてください。
工房と庭の制限について
初期作成の場合、工房には精錬設備を1つ、庭には魔力源を1つ
置いておく必要がありますが、これは
各1種類
という意味です。
使い魔を多頭飼いする工房にしても問題ありません。しかし、使い魔がいて、魔法陣もある工房は初期作成では作成できません。
成長して実力を兼ね備えてきたら、成長点を消費して種類を増やしてみてください。